こんにちは、アーサーと申します。
このブログは、ごくごく普通の人間が借金人生から人生を立て直していく過程とその先にある経済的安定・自由に向けて日々試行錯誤する挑戦の記録です!
今回は、私が借金生活に陥り、返済生活を歩み始めることになった後、その第一歩で実践した節約術についてまとめたいと思います。
今回の内容は、「月々の生活費を見直したい!現状の生活からお金を捻出したい!将来の生活に向けて準備をしたい!けど何から始めればいいのか分からない」と感じている方などお金に興味を持ち始めた方やお金に困っている方にとって、実践に向けた第一歩につながる情報になれば幸いです!
支出のレコーディング
今回の実践の目的は、生活費の見直しを行い支出を削減すること。
それによって返済にあてる金額を増やすことです。
当時の私は、月々の自分自身の支出に関しても全くといっていいほど把握できていませんでした。
そのためにまず第一に私が行ったことは現状把握です。
そして、実態を詳細に把握するために実践したことが支出のレコーディングです。
結果として、この支出のレコーディングが私の金銭感覚を大きく変えることに繋がり、その後もお金と正しく向き合う最大の武器となっています。
支出のレコーディング。簡単にいうと家計簿をつけるということです。
当時から便利な家計簿アプリも多数存在しましたが、現金で払ったもの、クレジットカードで支払ったもの、引き落としで支払ったもの、など複数の支払い方法を一括で漏れなく管理することが当時の私には、難しいと感じていました。
(これは、当時、私がアプリを使いこなせなかっただけで機能としては十分に実現できたことかもしれません、、、)
結果的に実際に私が使用したのは、Googleスプレッドシートです。
具体的には、Googleスプレッドシートに
- 使用した内容
- 支払った金額
- 支払い方法(現金・クレジット・引き落とし、等)
の項目を作成してお金を使用する度に入力するというものです。
シンプルにこれだけ。
今では無料で使える高性能な家計簿アプリも多数出ていると思いますし、自分自身が使いやすく無理なく使えるものであれば基本何でもいいと思います。
ちなみに私は、この時から10数年の間、変わらずGoogleスプレッドシートを使用しています。
漏れなくレコーディングする
はじめは、とにかく使用したお金を漏れなく記録するということ、お金の流れを見えるようにするということです。
- 現金で支払ったもの、クレジットカードで支払ったものはその場で金額と内容を記入する
- 毎月クレジットカードの明細を確認して毎月自動で支払われているものを記入する
- 銀行口座の明細を確認して引き落としになっているものを記入する
これを数ヶ月も繰り返せば漏れなくレコーディングできるようになります。
ただ、漏れなく正確にレコーディングすることは言うほど簡単ではありません。
レシートを取っておいて定期的にまとめて入力をするという方法も試しましたが、レシートを紛失してしまったり、受け取り忘れてしまったり、複数名で食事をした際に自分がいくら払ったのか曖昧になってしまったりということも少なくないためこの方法はやめました。
色々試してみて、お金を使用した直後にその都度記録を残すという方法が私にとってはベストなやり方でした。
定期的にまとめて入力したり、家計簿アプリを使用しても全然いいと思います。
目的は、漏れなくレコーディングをすることですので自分がやりやすい方法を見つけること、無理なく継続できる方法を見つけることが一番だと思います。
カテゴリー分けする
次に行ったことは、前月の支出の一覧を眺めてみて、それらをカテゴリー分けにしていきました。
- 家賃
- 光熱費
- 食費
- 日用品
- 飲食費(外食、飲み会等)
- 交通費
- 趣味・娯楽費
- etc.
といった形です。
これを行うことで自分が毎月何にお金を使っているかの全体像が見えてきます。
ここで私が感じたことは、このカテゴリーはこだわらずに自分の好きなものに決めても良いということです。
現状把握をすることが目的なので自分自身が分かりやすければそれでいいと思います。
上記に記載したようなカテゴリーは、一般的な分け方に近いかと思いますが、例えば極端な例にはなりますが、
- 必須のもの
- 必要ないもの
- どちらか判断できないもの
とか
- 最重要なもの
- そこそこ重要なもの
- あまり重要ではないもの
- 全く重要ではないもの
というようなカテゴリーでも自分自身が分かりやすいことが一番だと思います。
全体像の把握
Googleスプレッドシートの項目に「カテゴリー」を追加します。
入力項目は
- 使用した内容
- 支払った金額
- 支払い方法(現金・クレジット・引き落とし、等)
- カテゴリー ※記入項目追加
となります。
そして、カテゴリーごとに集計をすると各カテゴリーでいくらの支出があるのかが分かります。
毎月の支出を漏れなくレコーディングしてそれをカテゴリー分けできると、毎月の手取り収入がいくらくらいあって、その中から食費が●%くらいで飲み会代が●%くらいで趣味・娯楽費が●%という風に自分の収入が毎月何に使われているのかイメージを持つことができるようになります。
ですが、この時点ではその内訳が適切な使い方なのか、適切ではないのか正直分かりません。
きっと初めて実施した人のほとんどは、分からないと思います。
当時の私もこのタイミングで自分自身の支出の内訳がどのような状態なのか、何を意味するのか分かってはいませんでしたが(きっと無駄遣いが多いんだろうという確信に近い想像はありましたが)、大枠の全体像が見えてくるだけで気持ちもとてもスッキリしましたし、大きな一歩を進めることができたという実感を持つことができました。
無駄遣いが自然と浮き彫りに
次にカテゴリーごとに一つ一つの支出の内容に目を通していきます。
私のケースでは、一通り目を通しただけで気づいたことがいくつかありました。
コンビニでの買い物が異常に多い
毎日コンビニで買い物をしている。
多い日は朝昼晩で3回コンビニを利用している。
これって本当に必要な買い物なのか?というものをほぼ毎回購入している。
日々の生活において便利なことも多いコンビニエンスストアですが、特に必要ないのに帰り道に寄ったり、特に必要がないものを購入していたりすることが多かったりします。
また、コンビニで売っているものは、スーパーや量販店などではもっともっと安く購入できる商品が多いです。つまり、割高で購入しているということです。
飲み会代が多い
なんとなく参加している飲み会が多かったり、特別目的のない飲み会、いつもの流れで飲んで帰る、疲れが溜まっていたり体調が良くないのに飲み会に参加している、などということが意外に多かったことです。
当然、飲み会は1回あたり最低でも数千円かかります。
「こんなに飲み代使ってたのか!」
これが正直な感想でした。
支出レコーディングを開始して節約につながったことは数多くあるのですが、一番はじめに気づいたのは、この2つの支出が多いということでした。
この2つの支出は必要以上にお金を使っているということの証で言い換えるとそれは無駄遣いになっていることも多いです。
支出レコーディングのメリット
レコーディングを継続していくと自然と「このお金は何のための支出だろう」ということを意識しながら買い物をするようになります。
上記のコンビニと飲み会代についてもその内容のすべてが無駄遣いではないとしても「無駄遣いになっているかもしれない」と認識するだけで意識と行動が変わっていきました。
特に厳格なルールを決めたわけではありませんが、コンビニの使用頻度も飲み会の頻度も徐々に減っていきました。
自然と無駄遣いしにくい思考が育ってきたと感じます。
私は、支出のレコーディングを初めて実践してから現在まで10年以上継続しています。
現状把握を目的に何気なく始めた支出レコーディングですが、そのメリットはとても大きかったです。
- 自分自身のお金の使い道が可視化される
- 無駄遣いが浮き彫りになる
- 無駄遣いしにくい思考と行動が自然と育っていく
そして、支出をレコーディングすることで自然と支出が減るだけではなく、減らそうと思えばもっともっと削減できる支出が見つかっていきます。
この効果が本当に大きいです。
支出のレコーディングが、私自身がお金と向き合うようになってから現在に至るまでに実践したアクションの中で最も価値があったと言っても過言ではありません。
ここからが生活費見直し・支出削減の試行錯誤の始まりです。
以上、私が生活費の見直しのために行った支出のレコーディングの具体的な行動とそのメリットについてでした。
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